転職エージェントには複数登録しよう。その際の注意点
複数登録するメリット
ハローワークの求人、広告による求人、転職サイトの求人など、いろいろな求人情報があります
その中でも転職エージェントによる求人がダントツで有利です。
何といっても
非公開求人や独占求人はほとんど転職エージェントが握っているからです。
そのため、転職エージェントに複数登録したくなるのは、当たり前のことです。
そして誰もが複数登録します。
求人の範囲が広がる
「A転職エージェントにはないが 、B 転職エージェントにはある」という非公開求人の場合、複数登録していると便利です。つまり「狙える求人の範囲が広がる」のです。
さらに独占求人を紹介してもらえる可能性が出てきます。
独占求人とは、特定の転職エージェントしか扱っていない求人です。
複数登録する人の大きな狙いは求人の範囲を広げるところにあります。
アドバイスを比較しながら判断できる
アドバイスはキャリアアドバイザーによって異なります。
アドバイスはアドバイザーの実力・考え方などにより違ってきます。
相性の悪いアドバイサーがいても、そのアドバイサーの言いなりになる必要がなくなります。
複眼思考ができるようになります。これは失敗しないために大切なことです
また、自分と相性の良い転職エージェントを探せます
複数登録のデメリット
転職エージェントとの対応に、時間が取られる
キャリアアドバイザーは熱心に連絡をしてくれます。
なぜなら背中を押さないと転職活動をしない人が多いからです。
転職活動は面倒です。だから「できるだけ今は転職の活動をしたくない」なのです。
しかし「明日延ばし」をすれば、間違いなく最悪の結果が待っています。
だからキャリアエージェントが、親切にも背中を押してあげるのです。
こう言うと転職エージェントは素晴らしい善人の集団に思えるかもしれません。
実は転職エージェント側にも、転職希望者に活発に行動してもらいたい事情があります。
そういうエージェントを5つも6つも持つと、次々とメールが来て、てんてこ舞いします。
在職中なら忙しさは半端ないです。私は登録はせいぜい4社までだと思っています。
スケジュール管理が大変
転職エージェントのアドバイスに従って動いていると、いくつもの事が同時進行します。
もちろん「期限付き」です。
そうなると手帳とかスマホでしっかりと管理しないと、転職エージェントや求人会社に迷惑をかけます。
自己管理が苦手な人は、2社ぐらいまでにしたほうがいいです。
同時にスキルアップとか資格取得も狙っているなら、3社が限界でしょう
複数登録の注意点
転職エージェントに複数利用していることを隠さないこと
目の前のキャリアエージェントに「あなたを信頼しています」と言いながら、他のエージェントにも登録している。
これって、恋愛で「二股かけている」みたいに感じちゃうんですね。心理的抵抗がある。そう思う人もいるようです。
しかし転職エージェントを信頼するといっても、「条件付き信頼」です。恋愛とは違います。
いくつでも登録して構わないのです。
実際ほとんどの人が複数登録しています。隠す必要はありません。
他にも登録していることを明らかにしていれば、他の転職エージェントとのスケジュール調整も心がけてくれます。
また、ライバル転職エージェントにあなたを取られないように、あなたに「よりしっかりしたアドバイス」をしてくれます。
同じ求人に対して「A転職エージェントと B 転職エージェントの両方から応募する」のはやめましょう
エージェント間のトラブルの元になります。
ひいては、あなたにもトラブルの影響が及びます。
もし既に応募しているところを紹介されたら、明確に既に応募していますと伝えましょう。
スケジュール管理を、自分でしっかりとやってください
前述したことと重なりますが、大事なことなので、再度書きます。
転職エージェントは、レスポンスが遅い人、行動しない人を嫌がります。
実際そういう人はたいした能力を持っていない人が多いです。転職も決まりません。
転職エージェントとしては「時間と手間ばかりかかって、儲けが少ない人」ということになります。
転職エージェントが嫌がるのも当然です。
自分の狙いを常に明確に意識してください
慌ただしさに巻き込まれて、自分の「基本軸」を忘れてしまう人が多いです。
言葉にして壁に貼っておきましょう
そこまでやってもまだ「ジャングルの中に踏み込んだ」感じになります。
そんな場合「こちらの方向に行くのだ!」ということさえ明確にしていれば、大失敗は免れます。