女性の転職。年収をアップさせる方法

女性が、転職することで、年収をアップさせる方法

【資格を取る】

何と言っても資格を取るのが一番確実に収入アップできます!

場合によっては、今の会社が給料をあげてくれる可能性もあります。そんな時には無理して転職をする必要はありませんね。

転職の時に収入アップにつながる資格

今回紹介する資格はそれほど高難度ではありません。
取得するのにそれなりの努力をすれば取れるものです。しかし確実に収入アップし、また転職に際し有利に働きます

宅地建物取引士

不動産取引の専門家としての資格です。

主な仕事は次の三つです

★建物の取引での重要事項の説明

★契約書への記名・捺印

★重要事項説明書への記名・捺印

 

不動産業界では、入社後に宅建資格を取得する人が多いです。だから入社前から取得しておくと、かなりアピールできます。実際 不動産業界に転職するのなら、「宅建資格は持っていて当然!」とも言えます。

この資格を武器に、独立して生計を立てるのは、かなり難しいです。地縁とか人間関係などの「資格以外の要素」が大きく影響します。

「企業内の資格取得者」というポジションがベストでしょう。
会社にもよりますが、一般には毎月10万円が給与にプラスされるようです。

受験合格者数は毎年受験生の15%前後です。受験資格に制限がないので、狙い目の資格といえます。今後この資格の価値が下がることはないでしょう。

【参考知識】

宅建試験にしろ司法書士試験にしろ、

法律関係の試験では「民法」が勝負科目になります

民法は非常にボリュームがあります。初めて法律に取り組む人は、少し戸惑うかもしれません。

しかし次の三点を守って勉強すれば、最短コースを走れます

1,法律用語の定義をしっかり理解・暗記すること

特に暗記は絶対必要です。そしてこれが一番しんどいです。宅建試験なら100語ぐらいでいいでしょう。
特に不動産関係の所を重点的に勉強しておきます。

例えば

暗記すべき定義の例

 

権利能力
→民法上、権利義務の主体となることができる地位あるいは資格

行為能力
→単独で確定的に有効な法律行為を行える能力

代理
→本人に代わって代理人が法律行為を行い、その結果、あたかも本人自身が法律行為をしたのと同様の効果を生じさせる制度

抵当権
→債務者又は第三者が、占有を移転しないで債務の担保に供した不動産について、他の債権者に先立って債権の弁済を受ける権利

色々な定義の仕方がされています。だから「自分が使っている教科書から」ノートに書き抜いて、それを覚えてください。

なお、宅建用の教科書を使った方がいいと思います。
ガチの法律の専門書を使うと、定義の段階から「さっぱりわかれへん!」となります。
例えば、代理の定義でも、「法律行為を第三者がおこない、その法律効果が本人に及ぶ・・・」みたいな言い方がされます。
わかったような、わからないような感じになります。(日本語なのに・・・)

抵当権の所でも「優先弁済的効力」とかいう言葉が使われます。慣れてしまえば、「ウンウン」となるのですが、はじめての人にとっては、「はぁ?」ですよね。

この点、宅建専用の本は、よく配慮されています。だから、変にイキがって法律専門書を使うのは止めましょう。

再度言いますが、「定義暗記から始める」のがベストの方法です。
定義を暗記していれば、法律要件も非常に覚えやすくなります。当然、条文も覚えやすくなります。
非常に地味で面倒な作業ですが、学生の頃、英単語を暗記したのと同じ感じで頑張ってください。

事実上これをやったかどうかで、最短で合格するかどうかが決まります。

なお暗記するときは、最初のうちは「紙に具体例を書きながら覚えていくこと」をお勧めします。

 

2、法律要件を暗記すること

教科書に法律「要件」が書かれています。ノートに書き出して暗記してください。
法律要件をせっせと暗記している段階では、法律の実力がついているようには思えないでしょう。

おそらく「しんどい作業をしてるだけ」と思うでしょう。しかし、間違いなく、がっちりした底力がついています。

 

3、教科書にあげられている例題は、「問題もろとも」暗記する

定義・法律要件を暗記していなかったら、このあたりからガタガタになります。
「どういう論理構成をしているのか」明確にさせた上で暗記してください。

なお時々「法律独特の擬制テクニック(みんなのお約束事)」を使っていることがあります。
たとえば「不動産の二重売買があったときの登記の対抗要件」などです。「復帰的物権変動」とかいわれるものもそうです。こういうテクニカルなところで、「どうして」とか考え込まない方がいいです。それは司法試験を受ける人がやれば良いのです。

以上の三つを守って頑張れば短期で合格できます。

民法を身につければ、他の法律関係の資格もグンと身近になります。教えてくれる学校があれば、そこに行くことをお勧めします。理解の速さ・正確さが独学でやるのに比べ、全然違ってきます。

独学は、無駄が多すぎます。時間・努力の無駄遣いはやめたほうがいいです。

ファイナンシャルプランナー

「生活に関連するお金の運用設計のサポート」を行っています。
私たちが生活する上でお金との関わりがなくなることはありません。この資格が色褪せることはありません。

1、この資格を取れば、どれほど年収が上がるか

働き方次第です。会社で働いて年収600万という人もいます。でも、この資格がない人に比べれば、かなり上がっているはずです。ただ私の見たところでは150万のアップは珍しいと思います。
資格試験としては、それほど難しくはありません。
ただ、1級は合格率80%とはいえ、それなりに難しいです。

※これは、私の完全な偏見かも知れませんが、この資格を取ってもたいした威力はなさそうに思います。
というのは、「この資格がないと仕事ができない」というわけではないのです。そのあたりが宅地建物取引主任と違うところです。

日商簿記検定

経理関係では簿記の知識が不可欠です。ニーズは高いです。

日商簿記検定には4級・3級・2級・1級とあります。4級・3級ではお金に結びつきません。2級なら、わずかですが、給与に上乗せしてくれるかもしれません。
転職でも「あー、そうなんですね」の扱いでしょう。といっても、会社が2級を無視するわけではありません

ところが、1級になると扱いが全然違ってきます。
社内での給料も上がりますが、それ以上に会社が手厚く待遇してくれます。
転職に関しても強いアピールの一つになります。

試験の難易度

1級の合格率はぐっと低くなります。
合格するには、会社が終わって簿記の専門学校へ通う日々を続けねばなりません。
独学でやろうとするのは止めた方がいいです。無駄な時間を使います。
1年間はどっぷりつかる覚悟が必要です。
しかし合格した時の果実は甘いです

ここから頑張れば、税理士試験に進むことができます。

社会保険労務士

人材系を専門とする国家資格です

人事職員に転職する場合には有利です

企業の中で働く場合でも、600万円程度の収入が得られます。独立して事務所を持てば年収1千万を超えることも十分可能です

難易度

受験資格が必要です。
誰でも受けられるわけではありません。学歴・実務経験が必要です。毎年10%ぐらいの合格率です。

計画的に取り組まないと合格できません。また条文がやたらと複雑で、わけがわからなくなります。専門学校へ行って教えてもらうことをお勧めします。

それにしても、社会保険労務士、税理士、不動産鑑定士などの条文は、どうしてあんなにわかりにくいんでしょうねぇ。
まぁ、独学でやると嫌になります。

キャリアコンサルタント

「仕事を求めているけれど、何をどうすればベストなのかわからない」っていう人が多くいます。
そういう人へのアドバイスがこの資格の仕事です。
この資格を持っていると就職支援機関への転職に有利です

年収

年収400万円ほどです。大きく稼げてるわけではありませんが、この資格を持っていれば職を失うことはないでしょう。
その意味では安定を求める人には都合のよい資格です

難易度

受験資格をありませんが、事前講習が必要です。合格率は30%です

行政書士

行政手続きに当たる文章作成のプロです。副業で行政書士をしている人も多いです。
平均年収は600万円ぐらいです。高額ではありませんが、何かと融通が利く仕事なので重宝がられています。

 

合格難易度は10%前後です。
「そんなに難しいの?」と思うかも知れません。でも、こんなこと言うと怒られてしまうかもしれませんが。受験生自体がそれほど全力で勉強している人ばかりではありません

上で、宅建試験の民法について書きましたが、そこで書いた勉強の仕方を行えばすぐに合格できます。
憲法なども同様にするわけです。なお教科書を変えるのは絶対まずいです。

過去問を覚えてください

土地家屋調査士

不動産に関する登記の専門家です。
権利関係の登記は司法書士が行います。
土地家屋調査士は土地・建物の所在、形状・利用状況を調べ図面を作成します

司法書士が土地家屋調査士の資格も取得していることが多いです

年収

平均年収は600万円前後です。不動産業界を狙ってる人にとっては狙い目です。測量士よりは100万円から200万円ほど収入が良いです

難易度

法律の知識として、民法が必要です。合格率は10%です。難しいといえば難しいでしょう。

しかし、この上に書いた法律の勉強の仕方をしている人にとっては、余裕しゃくしゃくで突破できます

あと数学の勉強が必要なのがブレーキになるかもしれません。
中学の数学程度です。難しくても高校1年の数学までなので、学生時代それなりに勉強していた人には、負担にはならないと思います。基本処理問題を「どれだけスピーディに処理できるか」がポイントです。

まとめ

今回は比較的合格しやすい資格について書きました。司法試験・公認会計士試験などのハイレベルの資格は、ここで書くぐらいではスペースが足りません。別のサイトにして書くしかないと思います。